(2021.9.26 加筆修正)
私の教室では3つコースがあります。
・時間の森工房 オリジナルの初級コース、中級コース
・日本手芸普及協会の入門科、講師科の資格を取るコース
・好きなものを編むコース(初心者でも可)
これを見て、資格があった方がいいですか?と聞かれることがあります。
資格が必要かどうかは、生徒さんがどうなりたいかによります。
資格があるといいのは、自分が講師をする可能性がある場合です。
○○協会の資格を持っている、というと生徒さんから安心感や信用を持ってもらいやすいですね。
そもそも、教室を開く場合でも、資格は不要です。
○○協会の資格がなくてもワークショップや講師活動をしたり、作家活動をしている有名な方々はたくさんいます。
また、お免状がもらえる(お金はかかりますが)ので、目標にしてモチベーションを上げるというのもいいかもしれません。
自分が頑張った証として資格を持っておきたいということもあると思います。
資格を持っているということで、自分に自信を持てたりもしますよね。
さて、どうなりたいですか?
ちなみに、時間の森工房オリジナルの初級コースは終わったら「本を見て一人で編めるようになる」ように考えて課題を作りました。
基礎の編み方の他、綺麗に仕立てる方法やコツなどを技術習得に見合った課題で進めていきますので、安心して取り組んでいただけます。
中級コースは製図です。
セットイン、ラグラン、丸ヨークの3型を学びます。
私の話をご参考までに。
私は別に資格がとりたくてヴォーグ編み物指導員養成校に2年間毎日通っていたわけではありませんでした。
自分が編んだものが本の通りにできなくて、それを解消したくて通いました。(当時ゲージというものを知りませんでした)
それに元々、服飾の勉強はしたかったんです。
なので、この2年間は編み物も製図もデザイン画なんかも勉強できたし、人生で一番楽しかったんじゃないかなと思います。
その結果、資格がついてきたというだけで、講師になる気も全くなかったです。
そんなわけで、卒業後はアパレルの会社に就職し、24年ほど勤務していました。
退職後、資格を持っていたことで教室を開くという選択肢が選べたわけです。
もし、資格を持っていなかったら、会社を辞めた後教室はやっていなかったでしょう。
資格を持っていなかったら、別の仕事をしながら作家活動したり、手芸屋さんで働いていたかもしれないですね。
結局、自分の好きな編み物を楽しんでいたと思います。
資格があってもなくても編み物は誰でも楽しめるものなのです(^^)
自分がどうしたいのか、どうなりたいのか、よく考えてみてくださいね。
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