デザインの考え方なんて言うと、特別なことみたいだけど、どうやったら自分の好みになるかなって考えて形にしていくのがデザインなので、誰でも普通にやっていることかなと思います。
何かを編む時に、本の色は似合わないから、違う色にしようって思ったりしませんか?
それはもうデザインの一部を変えていますよね。
そんなもんなんです。
私が新しいウエアを編む時に考えていることを書き連ねていこうと思います。
最近は割とウエアを編むことが増えました。
ソックヤーンでボトルネックのセーター編んだり、袖がグラニースクエアのセーター編んだり、一昨日文鳥カラーの丸ヨークが出来上がったし。
次はまた棒針編みでOpal毛糸のセーターを編もうとしています。
この前のボトルネックのセーターはハマナカソノモノヘアリーと引き揃えてザクザク編んだので、次はOpal毛糸1本で編んでみたいなと思って。
Opal毛糸は色替わりが結構激しいので、セーターよりカーデにして、前立てがあった方がまとまる気がしますが、何せ自分がカーデを着ないのでついセーターになってしまいます。
ピンク系、グリーン系ときたので次はブルー系で。
ブルートパーズというカラーのOpal毛糸は去年買いました。
すごく好きで、やっとウエアにすることができます。
ゲージをとって、割り出しして身頃を編み始めたのですが…
なんか違う…
このままいくと、普通にキナリに3色のボーダーになりますよね?
Opal毛糸で編むのに、普通じゃないですかー!
なんとかして、一工夫あるセーターにしようではありませんか。
ここで、何が嫌なのかを考えます。
ボーダーになるにしても、幅が均等だったり、広いのがイマイチに感じるのかなと、キナリをいれて細ボーダーにしてみました。
結構きつい配色になりそうです。
次に柄を編んでみました。
ボーダーの境目をぼんやり馴染ませたらどうかと思ったからです。
木の葉みたいな柄にしてみたり。
おお!これ、かなり可愛くないですか!
この柄、Wheat ear loop stitch(小麦の耳のループステッチ)とかっていうらしいです。
日本ヴォーグ社の「ワンダーニット」という本にはリーフステッチという名前で出ています。
私の持っている30年以上前の模様編みの本にも出てました。
しかし、すごく編みにくいんですよね。
この糸綿混で伸縮がないので、その上滑るしこの柄をたくさん編むのは辛いので却下かなあ。
良さそうと思った柄をどんどん編んでいきます。
もちろん、編んだり解いたりを繰り返しています。
分かりやすくて、編みやすくて、可愛い柄にしたい。
編むのが簡単なのはメリヤス編みなので、キナリをボーダーに加えるのではなく、他のOpal毛糸をボーダーにしてはどうだろうかとも考えました。
それすると、この綺麗な色が変わってしまいますよね…
そこでちょっと気づいたことが。
この編み地は30目しかないのでボーダーになる色の部分が30段くらいありますが、実際は140目あるので6段ほどになります。
それも踏まえて考えないといけないですね…
方向としては、
1.作るものはセーター。
2.糸はこのままブルートパーズ1本で。ボーダー状に追加はしない。縁編みなどは、全体をまとめるために色を追加するかも。
3.色同士が馴染んで、可愛くなる柄を探す。
こんなところでしょうか。
色の幅が実際の段数になるように、糸を余らせたりして段数調整しながら柄を編んでいきます。
見つかるまで、いろんな柄を編みますが、新しい発見があったりして、かなり楽しいんですよ〜☺️
ワクワクする時間です。
続きもお楽しみに!
P.S.
このくらい、色変わりがロングピッチの糸だったら、バスケット編み(白樺編み)や、かぎ針でモチーフつなぎとかも良さそうです。
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