日々のあれこれ

「半・分解展」で造形体験をしてきました!

 

4月22日に、渋谷で開催されていた「半・分解展」に行ってきました。

DEMI DECONSTRUCTION
そこはまるで、 ガラスのない美術館

 

そこはまるで、ガラスのない美術館

「100年前の 感動 を100年後に伝える」

鑑賞ではなく「体感」を

本物を見て、実際に触れて、直に嗅いで、袖を通す

「全身で感動を浴びる」

それが半・分解展です

「半・分解展」HPより

 

この「半・分解展」は衣服標本家:長谷川彰良さんが集めた100年以上前の服をそのまま展示、あるいは分解してバラバラのパターンのような状態で展示してあります。

今回の展示会は1740年から1940年までの衣服、60点が展示されていました。

これ、展示と言いつつ、試着できるんですよ!

私は腰が痛くて、それどころではなかったので着れませんでしたが(涙)

 

長谷川さんはTwitterに、服の歴史とデザインの関係性などを投稿されていて、それが非常に興味深い内容なんです。

興味のある方は、読んでみていただきたいです。

https://twitter.com/rrr00129?s=20&t=Z5aPn-CRtBfYU2h6VXVDSQ

 

私は、造形体験にも参加してきましたよ〜。

カット済みシーチングをピン打ちして形にしていく講座です。

私はウクラニアンコルセットというデザインを選びました。

ウクライナコルセットはベストタイプで袖はないそうですが、長谷川さんが復刻された時に、袖もデザインされたそうです。

このプリーツ&フレアがとっても可愛い〜!

下の画像左側に実際のウクラニアンコルセットの分解されたものが展示してあります。

この左のシーチングをピン打ちしてあるのが私がやったものです。

ピンの打ち方など、丁寧に教えていただきました。

これ、ニットで編んだらすごく可愛くできるのではないかなあと思ってこのデザインを選んだので、このトワルも購入させていただきました!

どんな糸にしたらフレアがふんわりできるかな、ハギのラインはどう生かそう、ラインを生かした柄って何がいいかな?そもそも、かぎ針編みなのか棒針編みなのか、などなど、妄想は尽きません!

いつか形にしたいです。(いつだろ・・・)

これを長くしてワンピースにしたいという方もいらっしゃいました。

アパレル勤務時代、私はニット課だったので、トワルを縫うとかピン打ちなどはあまり縁がなかったのですが、布帛のパタンナーの方々の様子を近くで見ていて、平たいものが立体的に形作られていくのって本当にワクワクして、好きでした。

そんなわけで、体験できてとても楽しかったです。

参加している方も、ドール服をつくる方や染色家の方、独学の方など色々でしたね。

 

さて、ここからは展示されていたものをご紹介しますね。

装飾的なものについ目がいってしまって、その類いの写真多めです。

 

1880年イギリス「パトロールジャケット」

軍服の肩章、コードを組んでいて、ボタンが編んであるように見えました。

縫針的なもので編んだくるみボタンなのかなと思います。

 

1890年フランス「ディプロマティックコート」

前の開きのラインが美しいです。

襟や袖のモール刺繍が素晴らしいです!

このデザイン好きです。

ここにも編みくるみ風のボタンがついています。

 

1890年「ヴィクトリアンボディス」

漆黒の宝石と呼ばれたジェットをレースの上に縫い付けてあります。

黒の素材違いのグラデーションが素敵ですよね〜。

ボタンにもビーズ刺繍が施されています。

私はこのジェット(樹木の化石)をどうやってビーズに加工できたのか、それがとっても気になっています。

 

これ↓についているビーズも確かジェットだったはず・・・

これは襟の中の、なんていうのかしら、飾りが可愛くて撮りました。

クチナシの花みたい。

  

1830年イギリス「コートスーツ」

刺繍も美しいし、ボタンも可愛い。

 

1810年イギリス「アビ・ア・ラ・フランセーズ」

とにかく刺繍がすごい!

刺繍のボタンかわいい!

 

1770年フランス「ウエストコート」

刺繍可愛い!

色落ちしているように見えるところは、全部同じ位置なので、わざとなのかなあと思ったり。

 

左) 生地の花柄とイエローの生地が可愛い。

右) ボタンの縫い方が下向き矢印なんです!何故なんだろう〜。

 

1810年フランス「リージェンシーテイルコート」

よく見ると織りで植物柄になっています。

いい!

 

1770年フランス「ローブ・ア・ラ・ラングレース」

これはチェック柄なので、パターンの面白さが分かりやすい。

胸の膨らみをダーツで作っているのではなくて、中心のラインなどで形作っているんです。

平面のものをパターンでカーブを出したりするテクニック、ワクワクしますねえ〜。

 

1880年フランスorアメリカ「アルスター」

コートだそうです。
後ろが膨らんだスカートの上に着た時に、後ろが膨らんで飾りが目立つ仕様なんでしょうね。

生地の柄も素敵でした。

 

1880年「クリフトンスリーブ ドルマン コート」

このコートのパターンは、背中、脇、袖が1枚なんですって!

なんと言っても、このモチーフが可愛い!

トグルボタンは絹糸を巻いてあるんでしょうか。
花のモチーフと色を合わせてありますよね。

花モチーフは、ある程度の太さの糸を中心から丸く巻きながら糸で縫いとめていたのでしょうか・・・

丸くできたらそれを花びらに見立てて、形作っていったのかなあ。

ここにも四角ビーズやソロバンビーズなどたくさん使われていました。

フワフワしているのは鳥の羽でした。

 

全体的に、植物柄のものが多かったです。

狩猟用のものは動物柄のボタンなどありました。

この時代は手縫いだったと思うので、硬い生地や重い生地などどうやって塗っていたんだろうか・・・

ビーズも、硬い宝石などからどうやって作っていたのか・・・

肩のハギはほぼ後身頃側にあるのですが、それは何故なのか・・・

そもそも、こんなすごい生地をどうやって織っていたのか・・・

この記事に使う糸はどうやって・・・

謎がたくさんあります。

 

この展示がまたあったら、是非行きたいですね!

そして次に行く時は体調万全にして行きたいです。

今回は腰痛を押して行ったので、辛かったし、何も試着できなかった・・・

そして、できれば写真撮ってくれる人と一緒に行った方がいいです。

試着したら、写真撮って貰いたいですから。

写真は撮りませんでしたが、乗馬服を着て見たかったんですよね、残念。

 

そんなわけで、すごーくすごーく堪能できた展示会でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました