かぎ針棒針コラボ時間の森工房作品

去年から構想していたアラン柄とグラニースクエアのセーター出来上がりました!

去年の11月の構想から7ヶ月…

8月に入って、やっと思い描いていたセーター仕上がりました〜。

身頃が棒針アラン柄、袖はかぎ針グラニースクエアです。

身頃:棒針9号
   リッチモア スペクトルモデム 8玉

衿 :棒針7号
   リッチモア スペクトルモデム 0.5玉

袖口:棒針5号、かぎ針7/0号
   ダルマイングス メリノスタイル並太 1玉

袖 :かぎ針5/0号
   毛糸ピエロ ソフトメリノ中細 5色

 

ウエアについては、自分の思う「好き」「かわいい」をぎゅっと詰め込んで作っています。

それが実現して嬉しい♡

それぞれの柄の良さが引き立っているのではないかなと思います。

グラニースクエアは今流行中なので今着たい!けど無理!笑

着用画像は涼しくなったら撮りたいと思います。

 

袖口ゴム編みの編み終わりはかぎ針でスカラップにしました。

この方法は楽で可愛いから好きで、よく使います。

裾にもかぎ針編みのスカラップ付けましたよ〜。

 

袖を通すとこんな感じ。

ひゃー、可愛い!(自画自賛、笑)


去年のStephenさんのMKALでShawlographyを編んだのが、このセーターを編むきっかけになりました。

このショールの配色が気に入っていて、糸もそこそこ余るので何か編みたいなと思ったところで、かぎ針でグラニースクエアに編んだら可愛いかったんですよね。

 

グラニースクエア、簡単・可愛いの最強ですね。

配色次第でいろんなイメージに変化して、すごいです。

 


身頃は木の葉柄にしたかったんです。

糸は手元に10玉あったダルマイングスのメリノスタイル並太のキナリで編み始めました。

棒針7号だったかな。

 

この時点では、袖ぐり真っ直ぐ、袖山なしのデザインでした。

袖下はちゃんと割り出しして、グラニースクエアで斜めのラインを出しました。

細かいパーツになったので、ちょっと面倒臭かったなあ。

 

そして、

キナリの身頃が編めて、衿と袖のゴム編みを淡グリーンで編んで、袖を仮付けして着てみたら、あーら可愛く無い。

 

結構ショックでしたねー。

1、キナリの面積が多過ぎる。
2、袖の分量(丈)が少なくて、グラニースクエアの良さが出ない。
3、かぎ針編みの袖より身頃が薄く柔らかい。身頃が袖に引っ張られて伸びる。

1は色のバランス、2は柄のバランス、3は編み地自体のバランスですね。

これがどれも良くなかった。

なので、袖のデザインをセットインスリーブにすることにしました。

セットイン(袖山があるデザイン)にすることで、袖が身頃をひっぱる力(重力)が小さくなり、袖の柄の分量が増えます。

そして、色と編み地の厚みのバランスを考えて、身頃の素材を再検討することにしました。

 

身頃はベストになりました・・・これが2月末。

これはこれで可愛かったので良しとします。

ここで、裾のラインが歪んでいることに気付く・・・

 

さて、素材を探し直します。

素材はもう少し太くて、柔らかすぎず、グラニースクエアに使っている薄茶色に近いものを探しました。

リッチモアのスペクトルモデムと、パピーのブリティッシュエロイカのどちらにするか迷いました。

ベージュがスペクトルモデム

 

ブリティッシュエロイカ

 

ブリティッシュエロイカは硬めで張りがあって、かぎ針編みの袖に耐えられるとは思いましたが、チクチクするかなあ…というのと、毛羽の出方とメランジ調の色がカジュアルになりすぎると思ったのでやめました。

袖の風合いとちょっと違いますもんね。

スペクトルモデムは色も気に入っていて、上品寄りのカジュアルになるなと思っていたのですが、いかんせん張りがあまりなく、かぎ針編みの袖に耐えられるのかが不安な点でした。

でも着るならスペクトルモデムの柔らかさがいいかなというのと、色がとにかく気に入っていたのでこちらに決めました。

 

そして、裾の歪みを直さなければいけません。

上の編み地で見ると編み始めにすごく段差があるのが分かりますよね。

なのでスペクトルモデムで編むときは、中央の交差編みのところに引き返し編みを入れて、裾のラインが真っ直ぐになるようにしました。

 

袖には袖山を足して、セットインにしました。

袖下の斜めのラインをやめて真っ直ぐにする、そして袖山を足すことにしたので、モチーフ10枚分の糸が必要でした。

でも、もうキナリの糸がほとんどなくて、その上のキナリの糸がこの時に在庫切れになっていたので、とっても不安でした。

試し編みを解き、糸を足しながら、それでも足りなかったらどうしようと思いつつ編んでました。

この、糸がない状況が一番嫌でしたね。

他の中細のキナリを色々見ましたが色や太さが合わなくて、今の糸が足りなかったら、次のシーズンに糸が出るのを待つか・・・廃盤にならないでくれ〜!と思っていました。

もうほとんどキナリの糸は残っていません。

なんとか足りてよかったです。

出来上がって、今回の振り返りですが、衿ぐりの形がちょっとVっぽくなってしまったのが残念です。

これは、木の葉柄の特性が出たためです。

木の葉柄の掛け目の脇に襟ぐりのカーブが来るようにしてあるのですが、編み図上では綺麗なカーブですが編むと内側に張り出してしまうんです。

キナリのベストでは綺麗な丸みが出ているので、同じにしたのですが、今回はダメでしたねえ。

何故かしら。

編み図を清書するときが来たら、ここをちょっと直したいですね。

 

いろいろ修正して、編み直して出来上がった今回のセーター。

糸始末もいっぱいありました・・・

 

頭の中で想像したことが形になって、うまく出来上がった時は本当にほっとします。

気持ちとしてはそれが最初に感じることかな。

こうじゃない、こうしたいという頭の中の意見を一つづつ試して、検証して、決める、の繰り返しです。

製図して、割り出しして、編んで、すんなり出来上がり、ということは全くないです。

やってみないとわからないことばかりです。

衿ぐりのゴム編みも何度か編み直しているし、縁編みもいくつか試しているし、大体今回は一度失敗してますからね。

うまくいかなかった時は、次は失敗が避けられる、よかった、経験値も増えたという感覚ですね〜。

ガッカリというより、そうか仕方ないなあ〜って感じ?

そうやって積み重ねてきたことが、自分を作っているので、時間も無駄ではないんですよ〜。

階段は少しの高さかもしれないけれど、焦らず1段ずつ登っていきます。

 

どんなコーディネートがかわいいかしら、と今から冬が楽しみです(^^)♡

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